
魔女-君を救うメソッド-
韓国 2025年2月15日公開 全10話
ジャンル:ミステリーラブロマンス
配信:U-NEXT
レビュー
※以下ネタバレ含む
10話と短い作品だが、今季一番ハマった作品かも。原作は「ムービング」や「照明店の客人たち」の原作者であるカンプル。ずっとダーク。暗く重いストーリーが続く。
ノ・ジョンウィ演じるパク・ミジョン。彼女はいつも孤独だった。彼女に近づく男子は大小様々な事故によりけがを負う。そして告白した同級生2人は不慮の事故で亡くなるなど、彼女の周囲には暗い霧が立ち込めている。
彼女は人とのかかわりを避け、いつも一人でいるのだが、いつしか周囲の同級生たちから「魔女」と呼ばれ、その噂はあっという間に広まってしまう。
ジニョン演じるイ・ドンジンはミジョンの同級生だが、クラスは別で一度も話したこともない。でも彼女のことが気になって、ずっと目で追いかけていた。周囲で起こる事故と同級生の態度に限界を感じ、高校を退学したミジョンを気にかけ、大学進学後もミジョンを助けるためにバイトに励む。
統計学を学び、彼女の為に「魔女ではないという統計学的証明」とバイトで稼いで購入した参考書(大学進学の為)を持ってミジョンの実家を訪ねるが、彼女は村を追い出されており、行く先も不明で・・・。
序盤の2話は、それぞれドンジンとミジョンの視点からの学生生活。そして10年の歳月を経て偶然ソウルの電車内で彼女を見つけるドンジン。こっそり後をつけて、彼女の家を見つけるのだが、今なお隠れて暮らす彼女を光の当たる場所へ導くために動き出す。
ダークなドラマが苦手な方には耐えられないかもしれません。最初から最後までずっと暗く重い展開が続く。物語が進むにつれて明らかになる、彼女が「魔女」でるという証明。
1 彼女の10m以内に近づくと危険
2 彼女と10分以上一緒にいると危険
3 彼女と10回以上会話をすると危険
4 彼女に告白すると危険
5 そしてこれらすべてを破ると死ぬ。
自ら体を張って検証を進めるドンジン。自らのことを知らないと思っていたのに、バスの中でミジョンに「イ・ドンジン?」と声をかけられたときの衝撃ったらヤバいよね。実はミジョンは高校時代にドンジンの視線になんとなく気づいていて、話しかけてみたかったらしい(できなかったけど)。
死の法則から逃れるには、ミジョンから愛されることが重要と気づいたドンジンは、親友のキム・ジュンヒョクにヒントを残して姿を消す。このジョンヒョク、実は男性版「魔女」で、ドンジンはミジョンだけではなく、彼も救おうとしていた。
最後若干駆け足気味のエンディングが残念ではあるけど、ミジョンが最後の「死の法則」に気づく。
6 彼女に告白した人は彼女から離れると危険
ドンジンへの愛を語るミジョン。抱き合う二人。そしてエンディング。
ちなみにセカンドカップルはジョンヒョクとミジョンの大学の先輩でPDのホ・ウンシル。こちらもミジョンが最後の法則に気づいたことで結ばれる。
主演の2人だけど、お互い1人での撮影がほとんどで会う機会がなかなかなかったそう。10m以内に近づけないし、10回までしか会話できないからそりゃそうだ。
ジニョンは「彼はサイコメトラー」、ジョンウィは「ヒエラルキー」や「その年、私たちは」で視聴済み。ジョンウィはキラキラな役どころの印象が強かったのだけど、今回の薄幸の女性役ははまり役だったと思う。
何気なく見た作品ではあるけれど、正直かなり好きなドラマになった。ただダークだから、再視聴前にコンディション整えないと気持ちが沈んじゃいそうw
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