都会の男女の恋愛法

レビュー

※以下ネタバレ含む

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チ・チャンウクとキム・ジウォンというトップスター共演の恋愛モキュメンタリー風ドラマ。

モキュメンタリーとは、フィクションをドキュメンタリーのように見せる技法で、今作では都会の男女50人に恋愛についてインタビューするという設定で、シーンごとにインタビューパートが挿入され、インタビュー内で複数の登場人物が言葉のキャッチボールをしながらストーリを進めていく。

婚約者の浮気で結婚も仕事もなくしたイ・ウノ（キム・ジウォン）は、それまでの自分を変えたくて、面接で出会ったユン・ソナの名前を偽名に使って、襄陽のビーチでアルバイトしていた。2か月の休暇を取ってサーフィンをしに来た建築家のパク・ジェオン（チ・チャンウク）は奔放なユン・ソナに惹かれ、二人は結ばれるのだが・・・

序盤は二人のラブラブパートなのだが、ソウルに帰ってからがこの物語の本番。疑似結婚式までしたのに再会できず、ユン・ソナを諦められないジェオンと、本名のイ・ウノで心機一転出直すものの、仕事も思うよういかず、ジェオンとの思い出がよぎるウノ。

そしてこのドラマは同時に3組のカップルのストーリーが進行していく。

ウノ、リニ、ゴンは幼稚園からの幼馴染でウノとゴンはルームシェア中。リニの彼氏のギョンジュンも小学生からの友達なので、基本この4人でいつも遊んでいるのだが、実はジェオンとギョンジュンは従兄弟で同じ会社で働いていたりとか、不思議な縁でつながってたりするのは韓国ドラマらしさかな。

名前を偽り、思ってた以上に自分の近くで暮らしていたウノに憤りながら、それでもウノが好きなジェオン。ジェオンが川へ投げ捨てた結婚指輪を夜の川で必死に探すウノ。実はそのあとこっそり自分も探しに来たジェオン。クスっと笑えるシーンもありつつ、でも二人がまた手を取り合えてホント良かった。

ギョンジュンとリニは終始仲が良かったものの、最後にギョンジュンの無理解により別れることになるし、元カノ元カレの関係だったゴンとソンヨンは再度結ばれることはなかった。

個人的にソンヨン役のハン・ジウンのかっこいい女性役がマジはまり役で、めちゃ好き。

韓国ドラマは16話完結が多いけど、このドラマは全17話。最後の最後である意味唐突に、これまで語られなかったもう一組の恋の話が出てくる。

実は16話完結（本放送では最後にENDが出てた）で、17話はスピンオフ的なもの。カメオ出演（ゴンの後輩の警察官）していたオ・ドンシク（ミンホ）とウノが仕事で出会う女優ヘナの物語。

そして最後に主要メンバーの別れのインタビューで幕を閉じる。

こういう構成のドラマは初めてだったが、新鮮で斬新で面白かった。キム・ジウォンは相変わらずきれいだし、チャンウクはイケメン爆発してたし、ハン・ジウンは発見だったし。